別に障害児に限ったことではないかもしれないが、育児をしているとおのずと睡眠時間が削られる。
息子は体調面を考えて学校に午前中しか行っていないし自家用車送迎なので、完全に1人の時間というのがほぼない。
午前中の2時間ほど取れれば良いほうだ。
帰宅した息子はマシンガントークを続ける。
ちょろちょろと動き回り、落ち着く様子がないし頻繁に抱っこマンだ。
常になにかしていないと落ち着かないというのは私も同じだし、夫の書斎へ遊びに行っては仕事の邪魔をしたくなるので息子のことは言えなさすぎるのだが。
息子氏の気管切開時代
息子は3歳から4年間ほど気管切開などをしていたのだが、そのときは10分に1回ペースで吸引があった吸引頻回ボーイだったし、それでいて学校の通常カリキュラムの宿題を見たり知的&発達障害のケアも自分で行っていたので更に時間がなかった。
そんな生活でも私は必ず自分の時間を確保した。
確保するためには何をしたら良いか。
そう、睡眠時間を削るのだ。
たった1人で過ごす時間を作ることでメンタルの平常運転状態を保てるのだ。
会社員時代
妊娠する前までの会社員時代は会社始業1時間~1時間半前に着くようにし、近くのカフェだったりで勉強をしながら朝食を取っていた。
満員電車を避けてのんびり通勤するだけでも優雅なのに、人の少ないカフェ(またはガランとしたオフィス)でのんびりと過ごして激務開始に備えることができるのである。
それだけでも超充実した1日が過ごせる。

マジ最高よ。
そして今
そして今は「メイクの時間を確保する」である。
プロフィールに書いてある通り、私は元ガングロギャルである。

メイクをして成り立つ民族
メイクを始めた高校時代以降、メイクに手を抜いたことはなかった。

進学した公立高校は、制服の一部さえ着用していればメイクもヘアカラーもピアスもなんでもOKだった。

自主性を重んじる一方で勉強のほうも個人に任せる雰囲気だったから、勉強しないヤツ・できないヤツはおのずと脱落した。
会社員時代はバッチリメイクをして髪を巻き高いヒールを履いて出社し、そして機械いじりの仕事をしていた。
何度か転職してるのでずっとその仕事だったわけじゃないが、とりあえずその仕事の時代もあった。

派遣事務の女の子から派遣事務だと思われていたくらいには見た目と職業のギャップがある状態を作り出していた。
だが子供を産んでからは、それまで当たり前のように取っていたそのメイク時間を確保することさえ難しくなっていた。
重症チアノーゼ性心疾患で生まれた息子は、泣かせてはいけない子だった。
チアノーゼ発作が起こる可能性があるからだ。
「フぇ・・・」と泣きだしたらソッコーで抱っこ。
そして息子はよく泣く子で日中全然寝ない子だった。
うまく眠れず泣き続ける我が子を3時間かけて縦抱き抱っこで眠らせ、そっと電動スイングチェアに下ろした瞬間ギャン泣きである。

マジで死ぬかと思ったあの頃。
私は里帰り出産もしておらず実家は県外で遠く義実家も近場というほどの近場ではないので完全にワンオペであった。
育児の先輩ヅラされて実母からいろいろと口出しされてイライラするよりはワンオペのほうがよっぽど良いと思ったが、さすがに数回ほど仕事中の夫にメールをしたことがあるほどにはしんどかった。
あの頃の私は完全に目がイッっていた。
気管切開児になって
新生児期がマジでキツ過ぎたため、急遽気管切開となり経管栄養も追加されまた眠れない日々や手のかかる日々が訪れたときも平気っちゃ平気だった。
「大変ですよね」とソーシャルワーカーさんから言われても、「いや、新生児期みたいなもんですよ~」と答えていたしマジで息子の新生児期に比べりゃラクだと思っていた。
息子は癇癪を起したりもしない子だし、吸引もおとなしくさせてくれる。
気管切開で声が一切だせなくなったため4歳で文字と手話を教えたが、すぐに覚えてくれたためコミュニケーションに困ることもなかった。

こっちに何して欲しいのかマジ意味不明なギャン泣き新生児期よりよっぽどラクだった。
だって、人の金切り声とか泣き声って、続くとぶっちゃけ超イライラしない?
外出時の荷物の多さは大変だったが、自宅内にいる分には慣れりゃなんてことなかったのだ。
そうは言っても「完全に自分1人の時間」とうのは無しに等しかった。
っていうか、なかった。
私は睡眠時間を削ることでメイク時間を確保した。
それは今でもそうだ。
朝5時頃に起き、夫氏と私の分のコーヒーを静かにいれてからメイクを始める。

夫氏が起きるのは始業ギリの9時前だが、彼は冷たいコーヒーが好きなので冷蔵庫へいれて冷やしておくのだ。
目覚めたときに視界にママがいないと息子が怒るので、怒り声が聞こえたら「ママいるよ、心配ないよ♡」とべたべたチュッチュして再度寝付かせしにいきメイク再開である。

もう起きやがったぁ!どんだけママセンサー敏感よ!と思う一方で、超可愛い時間でもあるのだ。
私の一軍コスメ


私の一軍コスメはこれだ。
パーソナルカラーでいうと、私はイエローベースの要素が一切ない超超超ブルーベースのタイプだ。
16タイプでいうと、1stはクールウィンター。
イエローの要素がないので2ndはないのだが、もう1タイプ挙げるのであればヴィヴィッドウィンターだそうだ。

パーソナルカラーはプロによる診断済み。
更に、このウィンター要素の中でも良しとされる「ヴィヴィッドな色の黄色」も使わない方がいいと言われているくらい「どブルべ」なのだ。

昔は感覚だけでおこなっていたが、今は自分のパーソナルカラーをちゃんと理解した上でメイクもヘアカラーもファッションも作り上げている。
ファンデーションはあまり塗らないので、上段の白いシャネル様(パウダーファンデーション)はメイク直し用に外出時持ち歩くか持ち歩かないかレベルだ。
右側にある赤いチューブ容器の江原道(こうげんどう)のリキッドファンデもたまに申し訳程度に頬あたりに塗るくらい。

おシャネル様の白いファンデ、匂いがマジ最高で気分上がる。
おシャネル様を持っているってだけでテンションがあがるのよ、分かる人いると嬉しい。
ベースメイクは、オルビスの日焼け止めを塗ったあとにDiorの下地を塗ってNARSのリフ粉(中断左の白いやつ)をつける。

今年リニューアルされたオルビスの日焼け止め、旧タイプよりもレベルアップしてナイアシンアミド入ってるの超いい。
夫婦で使ってる。

オルビスの日焼け止めも、Diorの下地も、NARSの粉も、トーンアップ効果はないから白浮きせずでマジでいい!
トーンアップされればなんでもいいと思って喜ぶ人多いけど、顔だけ白くなって首の色と違っててマジでダサいことに気付いたほうがいい。

あと、顔全体にファンデ塗っちゃってる人ね。
本来あるはずの顔の凹凸がなくなってて、能面みたくなってて変。
イブサンローランのラディアントタッチ(金色のスティック)はコンシーラーだが、これはシミやニキビ跡を隠すためではない。
光で影を飛ばすことで目の下のクマやほうれい線を亡き者にするのだ。
マ・ジ・で優秀!!!
40歳になってようやくラディアントタッチの優秀さに気付いた。
昔はラディアントタッチの使用途ちゃんとわかってなくて、「シミ隠れないじゃん!こんな高いのになんでプロのメイクさんとかこれ推しまくってるわけ!?」って感じだった。

シミやニキビ跡を隠すのは右手前にある「&be(アンドビー)」のコンシーラー使ってる。
でもシミは高須クリニックでホクロと一緒にレーザーで取っちゃってるから、今は特に隠すものなくて全然なくならない。
Diorの下地、スキンフォーエバーベルベットヴェールは今年3月に発売されたばっかなんだけど、これにしてからマジでファンデ不要になったから超おススメ。
いろんな下地使ってきたけど、使い続けたいって思った下地はコレが初。
公式サイトから買うのが一番安いと思う。

お試しコスメサンプルも無料で2種類くらい選べるし、送られてきたときの入れ物とかDior様マジで可愛いし。
あと送料無料。
マスカラは色んなの試したけど、結局は「ヒロインマスカラしか勝たん!!!!」って感じ。

全部プチプラで集められたらいいんだけど、私の場合プチプラは失敗とか合わないってのがマジで多くて結局デパコスになりがち。
いろんなユーチューバーとかがセザンヌのハイライトいい!って言うから買ってみても、ギラギラしすぎてて私がつけるとマジ下品なババアになる。

がんばって若作りしてます系おばさんなる。

だから今は、ローラメルシエのフェイスイルミネーター ディボーション使ってる。
ローラメルシエはすんごい上品なツヤと光を肌に乗せてくれる。


コスメって意外と減っていかなくて長いこと使えるから、1つ1は高いって感じても自分の良さを引き出してくれて一番魅力的にしてくれるものを選んだ方がいい。
なんのためにメイクしてるの?って話なんだよね。
メイクをする理由
人によってメイクをする理由って違うと思うけど、私の場合は「自分好みな自分の見た目でありたいから」一択。
別にモテるためとかでもいいと思うけど、私にとってはそれは副産物でしかない。
自分の顔・姿を鏡を見て「はぁぁぁぁぁ(*´Д`)♡マジ超好き♡キレイ♡」って思う自分を作り上げてるし、鏡みてマジでそう思ってる。
育児中でも、ふと鏡を見た時や車にうつる自分をみたときに「うぅわ、くっそブスがおるしやな。なにこの疲れ切った幸薄そうな顔!」って思いたくないんだよね。
キレイな自分だと、気分も上がるし笑顔も普段より増えるし背筋を伸ばしてしっかり前を向ける。
メイクをしなくても自分好みの顔なのであれば別にメイクの必要はない。
でも私はメイク映えする顔ではあるが残念ながらスッピンが美しいとは私の価値観では思えないのだ。
友人はナチュラルビューティーが多くて、メイクすると逆にもったいないみたいなタイプばかりだから本当に羨ましいよ。

私だってメイクしないで済む顔ならそのままがいいさ。
だが無理なんだ。
整形しないでここまでの作品を作り上げることができてるのも嬉しい。
自分の機嫌は自分でとる
世の中、自分の機嫌を自分で取れない人が多いと思う。
ぶっちゃけ迷惑だよね。

まわりに気遣ってもらえないと機嫌保てなかったりチヤホヤされないと不機嫌だったり。
そういう人が配偶者だとマジきついだろうなって思う。
私にとってメイクとは自分で自分の機嫌を保つための大切な手段で、それでいて副産物として周りからも褒められて一石二鳥の最高の発明品って感じ。
息子も毎日何度も何度も「ママ可愛い♡」と言ってくれるし、私に一目惚れした夫氏に私の好きなところを聞くとソッコーで「顔」と言う。
女性からも容姿を褒められることが多いし、結婚しようがママになろうが独身時代から変わらず異性からもモテる。
異性からモテたところで私は夫氏が大好きだし対応めんどくせえって感じだけど、ブスって言われるよりはよっぽどいいし優しくしてもらえるからラッキーだ。
前に患者会同士の交流会があり、所属団体の代表としてZOOM参加したときも「すごい美人がいると思ったらMiikoちゃんだった」と別団体からの代表として参加していたママ友から後日言われたこともある。
見た目を美しくしておくことは、ハッキリ言ってメリットしかない。
デメリットをあげるのであれば、災害時に家族とはぐれてしまったとき。
夫氏が持っている私の写真はメイク後のものだけだ。
もし私がスッピンで避難所にいた場合、夫氏が写真を使って人に聞き込みをしても「私を見つけられない可能性がある」ということだろうな。

実際に夫氏からも「こんな写真じゃ見つけらんねぇよ( ノД`)!」と言われたことがある。