ふるさと納税で下関から天然フグ刺しが届いたのですが、なんと夫はフグ刺しが人生初だということが食べる直前に発覚。
夫の口にだいぶ合っていたようで、口に運ぶたびに「ウンウン」と頷く夫。
本気で美味しいと感じているときの仕草です。
「良かったねぇ良かったねぇ、たんとお食べ(*´ω`*)、あなたが稼いだお金ですけれどもー!」
そんな感じで、無事にフグデビューを飾った昨日の夕食でした。
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私は基本的に「自分と自分以外」という考えの持ち主なので、息子に対しても「息子の人生であって、間違っても私のものではない」という気持ちをとても大事にしてきました。
だからこそ、息子は息子の人生を走りきったしやり遂げたし現世でのやり残した使命はもうないと心から思っています。
やり遂げることが出来たからこそ、こんな苦界(現世)から卒業させてもらえたんだ、と。
そんな考えだから、「息子の分まで生きる」なんて言葉は息子に失礼すぎると本気で思ってるし「息子くんの分まで生きるね」なんて言われるともう怒りに震えてしまいます。
息子の性格を考えると、「ボク、一生懸命に頑張ってやりきったんだよ。ボクの分までなんて言われたら、ボクがちゃんと出来ていなかったみたいで悲しい。」そう言ってションボリ(´・ω・`)してしまうに違いありません。そういう子でした。
「すごいねぇ!よくやったね!さすが息子ちゃんだね!ハナマルー!だよ~!!こんなすごい子いないよ~!!」
小さな頃から毎日毎日こんな言葉がけで、中学生になっても素直に大喜びの息子だったから。
学校&学校の先生たちのことが大好きだった息子は、現世の学校から神様学校へ転校したんだね、なんて話を私の妹とよくしています。
息子の学校のお友達で、まさに「息子くんの分まで・・・」と絶対に言うだろうなという子がいたので、私はもう先手必勝で伝えました。
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息子は全部やりきってやり残したことがないから卒業できたの。
だから絶対に絶対に「息子くんの分まで」なんて言わないで欲しいし思わないでね。
息子の人生は息子だけのものだから、キミはキミの人生を一生懸命に生きて。
まだ生かされている私たちはこの世界でやるべきことがあるから、この世界ですべきことをしっかりやり遂げないと、その後に息子に会うことが出来ないと思う。
息子はすごく精神力の高い子だったから、もう生まれ変わることなくお空の心地よい世界にずっといるかもしれない。
私たちも同じくらいまで魂を磨かないと、あちらの世界でも息子に会えないかもしれないよ。
だから私もキミも、また息子に会うために自分のやるべきことに集中しよう!
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うんうんと頷いてくれながらも、息子が亡くなり深い悲しみの中で大粒の涙を流し続けるお友達にこう付け加えました。
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鬼滅の刃で、煉獄さんは最期に満足そうな顔をして亡くなったでしょう?
自分のやるべき事を全うして、最後の最後まで心を燃やして命を燃やして生ききったでしょう?
息子もおんなじだよ。
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とても素直なお友達で、ちゃんと理解して「また息子くんに会えるように俺がんばる!」と言ってくれて良かったです。
