自給自足 自家発電

太陽光エネルギーで自家発電をする。

できることなら電力会社から購入する電気量を減らし、太陽エネルギーから得た電力を使いたいと思っている。

↓↓こちらの記事にも書いたけれど、お金の問題ではない。↓↓

「お金さえ払えばいくらでもエネルギーは使える」ということに違和感があるからだ。

また、そのエネルギーを発生させるために別のエネルギーを消費し続けるということにもなんだか違和感がある。

出来るかぎり自然に優しい方法を取りたい。

それでいて、災害時など有事の際でライフライン全断となっても大丈夫!という安心感が欲しい。

キレイごとを並べつつも本当は分かってはいるのだ。

自然に降り注いでいる太陽光を電力に利用させてもらいたいとはいえ、そのエネルギーを利用するには太陽光パネルを使う必要がある。

そのパネルを作成する過程で、自然に対する様々な破壊行為があると思う。

そうしてそのパネルは誰かによって作られ、お金を出して購入するものだ。

不用となったパネルをタダでもらって使用しているから「ゼロ円!」という人もいるだろうが、元々は「商品」として生み出されて誰かがお金で手に入れたものである。

自分がタダで手に入れたからと言って、それがイコール自然に優しいわけではないのだ。

本当は捨てられるものだったのを引き続き使用しているという面では多少エコなのかもしれないが。

また、そのパネルが寿命を迎えたとき、このパネルは自然には還らない。

だから本当の意味で自然に優しいなんて言えないのだろうし、本当の意味で自給自足とは言えないと思う。

とはいえ今は「電力を一切使用しない」という生活に急激にシフトすることはできない。

色々とツッコミどころはあると承知の上で、自家発電ができる部分はしたい。

できる範囲でやってみることが大切だと思ってまずは動いてみている。

実際に自家発電をやり始めて感じたことがある。

・普段遣いしているおかげで、有事の際に大停電が発生したとしても慌てずに日常生活を継続できるかもという気持ちになる(ポータブル電源機器が壊れたらアウトだが)
・どの程度の日照でどれだけの発電ができるのかを把握することで、エネルギーの大切さや自然への感謝を感じることができる
・いかに不必要な電力を今まで使用していたかに気付くことができた

父と登山をしていた頃、テント泊で3日も4日も山に籠もったことがある。

毎日8時間~10時間ほど山の中の歩き、真夏で汗だくでもお風呂も入れないし、どこにでもトイレがあるわけではない。

高校時代、生理のひどい日に当たってしまったときはさすがに下半身が蒸れて気持ち悪くて仕方がなかった。

トイレがあったとしても当たり前だが水洗ではない。

しかも恐ろしいほどに臭い。

話が脱線するが、幼い頃からの父とのリアル登山生活のおかげで私は野グソにそこまでの抵抗感がない。

積極的に野グソをしたいというわけではなく、その必要性があれば「えぇ~!ムリムリムリムリ!」とはならず、「じゃあ行ってくるわ」とそそくさと用を足しにいくレベルだ。

誰が使ったか分からない臭く汚さ500%のトイレでウンコするより、野グソをしたほうがマシ感すらある。

ママ友と災害時対策の話をしていた際、野グソに抵抗がないという話をしたときに「人ならざるモノ」みたいな目で見られたことがあるので、それ以来私は口チャックを心がけている。

ただ私は一応女であることから、その辺は注意が必要だ。

男の子も危険なので注意はしていただきたい。

登山しているとクマがいた形跡を見つけたりもするためクマも怖いが、結局のところ一番怖いのは人間である。

そんな登山生活の中で、電気を使用することなんてない。

使ったとしても、夜間トイレに行くときに父が持参しているヘッドライトを使用するくらいだ。

つまり、電気がそんなになくたって生活はできるわけだ。

電気があることで日が落ちても起きていて何かをやる。

灯りがなければ諦めるしかないのだ。

ということに数十年経って気付いた。

「入山すると電気を使わないしなくても困らないし登山とはこういうものだ」ということをナチュラルに受け入れ過ぎていたのか、あえて考えることは今までなかったのだ。

私からネガティブな記憶が抜け落ちているだけで、お世話係だった父の記憶の中では「いやいや、あなた毎回文句タラタラで登山についてきていましたよ」かもしれないが。

そんなこんなで、現在我が家では大容量ポータブル電源2台と100wソーラーパネル2枚を使用している。

本当はそれ以外にもポータブル電源1台と200wソーラーパネル1枚が別である。が、こちらは超大容量すぎてこの時期はまだ出番がない。

宝の持ち腐れになってしまうのでどこかのタイミングで出してあげたいとは思っている。

我が家はマンション生活で屋根にソーラーパネルは取り付けられないため、戸建ての方に比べれば発電効率はだいぶ下がる。

バッテリーやコントローラーをソーラーパネルとつないで自家発電システムを作るのが簡単かつ費用も安いとのことなので考えたが、屋根など一定の場所にパネルを設置できないことを考えると我が家には合わないシステムかなと思いポータブル電源を選択している。

太陽の位置に合わせてパネルをヨイショヨイショと動かしてはポータブル電源の画面でソーラー充電ワット数を見て喜んだりガッカリしたりを繰り返している。

暇な訳ではないのだが、こんな時間も楽しいのだ。

保有しているポータブル電源は以下3台である。

・Suaoki G1200(古くて売られているところがもうなさそう)

上の二つが今のところ頑張ってくれているメイン電源である。

エアコンも冷蔵庫も洗濯機も動かせる優れものだ。

そして一番下のポータブル電源が一番容量も性能も良いのでなんとか活躍させてあげたい。

元気が有り余っているワンコ(我が家の破壊神)が飛び乗ったり破壊に及んだりするため、なかなか良い置き場が見つからないというのが本当のところである。

また、大きな地震が来た時にポータブル電源自体が倒れたりして破損してしまうと大変なことになるため、そういう意味でも機器を守れる場所を作り設置しなくてはならない。

賃貸だとできることに制約があるため、耐震に関しても原状回復DIYerの腕の見せ所だ。

そんなこんなで、我が家の自家発電はまだちょっとした機器の充電や稼働にしか使用されていない。

PC充電、スマホ充電、USB扇風機充電、LEDランタン充電、サーキュレーター稼働。

エアコン使用の時期になったらエアコンにも使う。

(冷蔵庫や洗濯機で使用したこともあるが、ソーラー充電させたポータブル電源を台所や脱衣所に持っていくのが重くて面倒くさい)

①日中は電力会社からの電力を使用しエアコンを稼働(その間にソーラーパネルでポータブル電源を充電)

②夜間はポータブル電源の電力でエアコン稼働

①と②を繰り返し

なんてことを考えているが、太陽が出る日ばかりではないし太陽が出ていてもフル充電させるのは意外と難しい。

せっかくパネルが複数枚あるため、直列つなぎ・並列つなぎを場合場合で変更して発電量をアップさせてみようと思う。

とにかくトライ&エラーだ。

頭の中であれこれ考えているだけのと実際にやりながら頭を使うのとでは全く違う。

夫はというと、私があれやこれやと実行しているのを見て聞いて、さも自分がやった気になり自らのスキルとしてしっかり身についた気でいる。

当たり前だが、実際にやらせてみると全然分かっていないことのほうが圧倒的に多い。

YouTubeでキャンプ動画を見ているだけで自分にも高度なアウトドアスキルが身についた気になり、結局現地で上手くいかないタイプである。

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