ソーラーパネル充電で少しだけ自家発電をするようになって、「電力消費」について考えるようになった。
電力というのはどのような時に大きな電力消費が発生するのだろうか。
すると、「熱を発生させる」時に電力を大きく消費するということがわかった。
洗濯乾燥機・食洗機(高温のお湯で洗浄する)・食器乾燥機・電気ケトル・炊飯&炊飯後の保温など。
そのため、私はドラム式洗濯機で乾燥まで終わらせていたものをやめた。
ハンガーなどで干し、乾ききったら高温除菌のために15分だけ乾燥機にかけている。
食洗機は使用そのものをやめた。
食器を使用したらすぐに洗うようにしたら、別に食洗機を使わなくても良いことに気がついた。
チョロチョロのお水でのんびり手洗いをしている。
もともと食洗機は子供が小さい頃に夫が導入してくれたものだ。
子供のお世話に追われて大変そうな私を気遣ってくれてのことだった。
掃除が大嫌いな夫が台所仕事をするときはまだ食洗機を使用しており完全に手放すのは大反対しているため、狭いキッチンの中で大きな食洗機がドドンと鎮座し続けている。
なんでもいきなりやめるのはストレスになると思うので、そこは夫の気持ちを大事にしている。
欲しい人が現れればそのまま無料で譲りたいけれども。
炊飯器と電気ケトルは「なくても困らないもの」トップに入るため、キッチンから撤去した。
もともと土鍋炊飯をしていたし、何か月か前からは南部鉄器の鉄瓶でお湯を沸かすことも増えているためだ。
有事の際、ガスが使用できずカセットコンロ用のボンベもなくなり焚き火用の資源(木や竹)が手に入らなくなる可能性もあるため、捨てはせずに物置ゾーンにおいてある。
そうすれば、太陽光で充電させたポータブル電源でお米を炊いたりお湯を沸かす道が残るからだ。
まったく使用しないという生活に変わって半月ほど経過したが、炊飯器や電気ケトルがどれだけ「それ以外の時間」を生み出してくれていたか身にしみて感じている。
とはいえ、やはり土鍋を使って火でご飯を炊くと美味しいし、鉄瓶で沸かしたお湯も美味しい。
まだまだ若い息子がニセモノの味に毒されていない一番正確な舌のままなのだろう、土鍋で炊いたご飯を食べた瞬間に「やっぱり土鍋で炊いたお米のほうが美味しい!」と大喜びで食べる。