自己紹介記事にも書いているが、私は株式投資でお金を稼いでいる。
人生で始めて投資をしたのは24歳頃。15年前だ。
この時は株ではなく為替だった。
我が家は曽祖父も祖父も母も兄も個人投資家だから、投資というものに関して恐怖心や「なにかイケナイモノ」という感覚は一切なかった。
投資をしている祖父や母を幼少期から見てきているからだ。
だが私自身は投資に興味がなかった。
だから15年前も野村證券に口座をひらき外貨を買って放置し、多少金利がよかったMRF(マネーリザーブファンド)に銀行の普通預金代わりに日本円を入れていただけなのだ。
もくじ
マスオのお金を守るために投資を開始
今思えば、我が家の資産状況であればアベノミクスに乗れば今頃は億超えもしくはそれに近い純資産に到達していた。完全に乗り遅れていたから悔しい。
純資産というのは、純粋にプラスだけの資産である。
例えば自宅の価値が1500万円(ローン残高も1500万円)・さらに現金を2000万円持っているとする。
『総資産(そうしさん)』としては3500万円だが、住宅ローンというのは「借金」に他ならない。
この場合、『純資産(じゅんしさん)』は2000万円ー1500万円=500万円ということになる。
我が家は常に右肩上がりの純資産を保ってきた。
全てマスオのおかげだ。
本当に一生懸命働き、窓際族ではなく社内表彰され取締役との食事会に招待されるなど完全なるトッププレイヤーとしてカッコよくお給料をゲットしてきてくれている。
マジですごくカッコいい。
仕事なんてテキトーにやってりゃいいんだよ、どうせ給料なんて上がらないんだから。というような言葉を発する男が夫じゃなくて本当に良かったと思っている。
そんな発言をする人だったら情けなさすぎて尊敬に値しないのでそもそも結婚していない。
だが、そうはいっても一介の会社員。
リーマンだ。
つまり、国に税金取られ放題である。
くっそムカつくよね。
だからまずは節税対策をはじめた。
もちろん合法だ。
家族が個人投資家とはいえ、私自身は金融や経済にまっっっっっったくといって興味がなかった。
ぶっちゃけ今も興味などない。
投資を行う上で必要だから勉強しただけだ。
そして自らの意思で自ら考え努力し知識を入れないと身につかないと分かっている私は、「どの銘柄(株)が儲かりますか?」といったバカ丸出しの質問など一度もしたことはないし初心者の頃からしようと考えたこともない。
「どの銘柄(株)が儲かりますか?」
などという質問をする人間は、だいたいがインフルエンサーの養分とされお金をむしり取られるのだ。
どんなシーンであれ、誰かがやってくれる・やってもらって当たり前・助けてもらって当たり前という他力本願思考が私は大嫌いだ。
もちろん、障害があるんだから福祉サービスを受けれて当たりまえ・助けてもらえて当然という考えも嫌いだ。
まず自助努力をし、そのうえで受けた助けに対し心から感謝をすべきだと常々思っている。
とうことで、経済と金融の勉強をし一通りの知識を学べるファイナンシャルプランナーの勉強をして資格を取った。
ファイナンシャルプランナーの資格は、受験料を支払えば「絶対に落ちたくない!」というドケチ精神で勉強を頑張れるから取得したというそれだけの理由である。
受ける以上、試験は絶対に受かる。どんな試験であってもこれが私のポリシーだ。
ファイナンシャルプランナーに合格すると卒業証書みたいな合格証書が送られてくるが、必要もないし邪魔なので捨てた。
ファイナンシャルプランナーの資格試験勉強を経て最低限の金融や経済の知識は入ったのであとは自分で勉強していくことができた。
投資ブロガーが投資本をたくさんだしているが、ちゃんと勉強したい人は手を出さないほうがいい。
ああいうのは空き時間に呪術廻戦の漫画を読むくらいの位置づけだ。
知識がなくても読めるし自分も儲かりそうな気になるから確かに読みやすいが、あれらを読んで分かった気になり大損をこいても誰も責任はとってくれない。
あれこれ長くなったが、とにかく税金にムカつき福祉手当もほぼ全てカットされたり「医療ケア児だけど自立歩行できるから」という理由で様々な福祉サービスから外れることに不平等感を覚えた私。
こっちも合法的に正攻法でラクして儲けてやるよ。
悔しさをバネに投資をはじめたのだ。
転んでもただでは起きないのが私だ。泣き寝入りはしないし、文句だけ言って状況を変えようとしないなんてことはしない。
年間で投資にかける日数は20~30日ほど
ちゃんと数えたわけではないが、おそらく株に使っている日数は年間で多くても30日ほどである。
それも、1日中は張り付いていない。
せいぜい1日3時間。長くても4時間ほどだ。
1~2ヶ月くらいまったく証券口座をチェックしないこともザラにある。
私は投資信託と個別銘柄、そして貴金属(ゴールド・シルバー・プラチナ)現物と大きく分けて3つの種類の商品を相手にしている。
多少REIT(不動産詰め合わせセットの投資)もやっている。
投資信託と貴金属においては毎日決めた額を積み立てているのだが、証券口座を放置しすぎたせいで「積み立てに必要なお金が口座にない」ということが今まで何度かあった。
そのため、最低でも月に1度は証券口座にログインし、待機資金が少なければ銀行口座から移すということ忘れないようにして生きている。
ぶっちゃけめんどくさいが必要だからやるのだ。
個別銘柄は短期・中期・長期で行っている
私の投資スタイルは極めてシンプルだ。
「安い時に買い、高くなったら売る。」
当たり前とも言われる投資の基本形である。
どんなに良い銘柄でも、割高の時に買うのはアウトだ。
だが、このシンプルな動きで売買できない人が多いから株で負ける人が後を絶たないわけだ。
財務も事業内容も将来性も良い会社を見つけ、その企業の長期チャート・短期チャートも確認しつつ買いに入る額を決めておく。
その額まで株価が下がれば、そのタイミングで買うだけだ。
良い企業ではあるが短期での乱高下が多いという銘柄は、数日~数週間・数ヶ月の短期~中期でトレードをすることもある。
銘柄によるが数千円~ウン万円くらいの小さなプラスを積み上げる。
この短期~中期トレードもそこまで頻繁には行わないが、一応やるはやる。
基本的には長期投資と超・長期投資だ。
年間平均収入は数百万
具体的な額は書かないが、株式投資による私の収入は平均すると数百万だ。
今年も1月~4月上旬までの間に200万円ほど利益確定をさせたから、それ以降は毎日3分ほど米国・日本両国の株価や金利そして世界情勢をスマホでなんとなくチェックして頭に入れておくだけの毎日である。
5月6月は何もしていない。この後に出てくる「配当金」「分配金」をもらったり、QRコードを使用して株主総会の議決権行使をしているくらいだ。
「利益確定」というのは、実際に株を売って現金として懐に入った状態。
投資をしていると「含み益」という言葉もでてくるが、これはあくまで評価額。
実際に自分のお金になったわけではない。
例えば26万円で購入した株Aが30万円にあがったとしよう。
含み益は4万円である。
ここでその株Aを売ってしまえば26万円で買って4万円プラスされた30万円が懐にもどってくる。
(ここではいったん税金のことはシカトする)
ところが、この株Aを売らずにもっと値上がりを期待して持っていたら10万円まで株価が下落してしまった。
このときに売ってしまうと26万円ー10万円で16万円の損である。
もちろん、売らずに「含み損16万円」のままにしておいてもいい。
損はしているが見た目上の単なる評価額だ。
そのまま持ち続けていれば40万円まで株価があがり、40万円ー26万円=14万円のプラスで利益確定できる可能性だってある。
あくまで可能性の話だが。
含み益がどれだけ多かろうが我が利益として確定(売却)しなければ、それは幻のお金なのだ。
我が家には利益確定させていない「含み益」の状態の商品ももちろんある。
投資信託は基本的には「超・長期」で行う老後資金準備前提で積み立てているので、どんなに含み益であっても積み立てる以外の手出しはしない。
家族の遊び代は配当金・分配金から捻出
株式の中には「配当金(はいとうきん)」「分配金(ぶんぱいきん)」といって、一定の割合で売上の一部を株主に還元するシステムがある。
配当金は企業が出す還元、分配金は投資信託の運営会社から出ていると考えてもらえばいい。
とにかく、株を持っていれば自動的にもらえるお金だ。
配当金はや分配金はどの銘柄でも出しているわけではないし、その企業・商品によって割合は違う。
この配当・分配金は、株を売らない限りずっともらえる。
もちろん企業業績が悪くなり「無配当」となる場合もあるので注意が必要だ。
その字の通り、配当はナシ。ゼロだ。
コロナショック後も、無配当や減配(配当額が下がる)企業もかなり見られた。
私が1番好きなのは高い配当金を出す高配当株であり、さらに株価も右肩上がりという企業銘柄だ。
配当を受け取りながら、ものすごく株価が上がった場合はそこで売ってしまい値上がり益もゲットしまうわけだ。
私はこの配当(インカムゲイン)と値上り益(キャピタルゲイン)両方を得られる銘柄を常に狙っている。
何千万何億円というめちゃくちゃ大きな利益にはならないが、ハイリスク・ハイリターンよりローリスク・ローリターンでより確実な勝ちにこだわっている。
なぜなら先程も書いたが、夫マスオが稼いだお金を「守る」ためにはじめた投資だ。
かなり慎重かつディフェンス型の投資が私のスタイルである。
こうして毎年勝手に入ってくる配当金と分配金が家族の遊び代に使用される。
例えば2000万円分の高配当株を持っていて、そこから毎年100万円の配当金が支払われるとしたらその100万円が我が家の1年間の遊び代となる。
2000万円の株価評価額の上下はするものの、持ち続けてさえいえれば・その企業が上場廃止にならなければ・減配しなければ100万円永遠にもらえるというシステムだ。
今の時代、銀行に2000万円を年利0.12%の定期預金で1年預けても24000円ほどのプラスだ。
普通預金など更に金利が低いから年利0.001%だ。
2000万円を1年間あずけても利息は200円。
税金ひかれたら160円である。
ウンコ以外のなにものでもない。
もちろん株の利益や配当金からも20%ちょいの税金が引かれるから、100万円の配当金でも実際に手にするのは80万円弱だ。
それでも160円に比べればうんと良いだろう。
考えてみて欲しい。
同じ2000万円という現物資産があるのに、かたや年間80万円もらえてもう一方は160円だ。
株式投資はそれだけのリスクを抱えて行っているということだ。
銀行に預けていれば2000万円が2000万円以下となることはない。
インフレリスクには備えられないからインフレ時に2000万円としての価値は下がってしまうが、数字としては2000万円で変化はないのだ。
いっぽう、株式は一瞬で2000万円が0円になる可能性だってある。
とにかくこうして我が家は資産を減らすことなく、遊び代も捻出している。
家族での遊び代デート代、夫婦それぞれの遊び代も全てここから出す。
配当金・分配金で得たお金は全て使い切っていいことにしている。
新たに株を買うための資金にするというケチくさいことはしない。
カネは使ってなんぼだ。
私は私のできることを出来る範囲でやる
働きにでることもままならず、夫(世帯主)の収入が多いというだけで福祉手当も入らない。
同じ障害児の親でも共働きができ我が家より多い世帯収入を得て更に福祉手当も満額貰えている家庭もあるのにだ。
手当がもらえないならもらえないでいい、不公平なシステムをなんとかして欲しい。
そして夫マスオの一馬力だけに甘えざるを得ない生活。
私はそれも嫌で仕方なかった。
デート代は男が出して当たり前とか、男が女を養って当然という考えの持ち主ではないのだ私は。
もちろん私にお金を使ってくれる男は大好きだ。
「お金に好かれなさい」と小さい頃から母から言われて育った。
マスオも、マスオ以前に付き合っていた彼氏も私にお金を使いたいというタイプの男だった。
だがそれは相手がそういう行為が好きだからそれに甘えさせてもらっているだけで、お金を出してくれない男は嫌いとか魅力がないとか全くそういう話ではない。
どちらも同じように稼ぎ、何かあれば支え合うようなそんな関係でいたいのだ。
だから私は頻繁にマスオに言ってきた。「仕事がしんどかったらいつでも辞めていいからね。私が働いて養うから!心を病んでまで働く必要なんてないんだから!」
ありがたいことに夫マスオは脳みそのネジがぶっ壊れている(本人申告)ので、他人が不快だと思うことも不快に思わず、他人がしんどいと思うこともしんどいと思わず、「一晩寝たら心身ともに元気になる」という言葉通り恐ろしく鋼のメンタルであるため仕事がしんどくて「辞めたい」と言うことはない。
なんなら今日は久々の出社をしているが、飲み会があるから出社しているだけというヤツだ。
飲み会が今日に設定されたから出社するという飲み会ありきの男だ。
嬉しそうにして11時過ぎに家を出ていった。
なぜなら急いで会社に行かなくても飲み会は夜からだからである。
そういう男だ。
そんなこんなで、私も家計に貢献できているのがたまらなく嬉しい。
もともと家計にはノータッチで完全に私任せの夫マスオだったが、私の株利益を聞くとニヤニヤして嬉しそうにしている。
遊び代が増えて資産も増えているからだ。
もし500万円を株で稼げばそこに税率20.315%がかかり101万5750円もの大金が税金として引かれる。
そして私は儲けにたいして税金をきっちりしっかり支払っている。
タダ飯くってる国会議員たちが決めた国民の義務だからな。
めっちゃムカつく。
リスクを冒して株をしているのに国はとにかく税金を取る。
税金が高くても構わない、もしそのお金が一生懸命がんばっているシングルマザーやシングルファザーなどに回っていればの話だ。
貧困が原因で食事や勉強がままならない子供たちのために使われていればの話だ。
実際は、タダ飯食ってるジジイ達の懐に入って終わっている。
でも、文句や不満だけ言って何もせずにじっとしている負け戦は私はやらない。
諦めたらそこで試合終了だよって、安西先生もいってる。
自分になにができるのか、一生懸命考えて行動する。
行動しても変わらないかもしれないけど、変わる未来だって可能性としてはある。
でも行動しなければ、「何も変わらない未来」しかないのだ。
投資はそれなりのリスクがあるし資産をすべてなくすほどの損を出しても誰も責任を取ってくれないので、安易に手を出すのはすすめません。