キャンピングカー内で色々と料理をしている我が家ですが、今回は家族全員大好きな焼肉にトライしました。
- 車内に煙はこもらないのか
- 脂ハネはどうなの
- コツはあるのか
要チェックです!
キッチンが付いているキャンピングカーとはいえ、車内で火を使う行為が危険な事に変わりはありません。周囲に燃えやすいものは置かない・換気はしっかり行うという点を忘れずに料理して下さい。
もくじ
車内焼肉で使用する焼肉コンロ
まず、うちのライトキャブコンは350Wインバーター搭載。
電気を使うタイプのホットプレートはワット数が足りず使用できません。
つまり使用出来るのは、ガスボンベを使用する卓上カセットコンロとなります。
自宅内でも使用しているシンプルな焼き肉プレート(卓上コンロに載せる円形平型タイプ)は手元にあるのですが、車内焼き肉で気になるのが煙。
なるべく煙が出ない焼き肉プレートが欲しい。という事で、新たに焼き肉プレートを購入しました。
それがこちら、<焼肉グリル やきまる>です。
思い切って買いました。やきまる。
- プレートの温度を高温化させないことで脂の煙化を抑える
- 炎の上に脂を落とさないことで煙の発生を抑える
そう。極力煙を出さないように作られた焼肉グリルが、この<やきまる>なんです。
一酸化炭素中毒になった過去
卓上カセットコンロは、キャンピングカーに換気扇が付いているのが前提条件です。
ガスボンベを使用するので、一酸化炭素中毒になるのを防がなくてはなりません。
「窓を開けておけば大丈夫だろう」という考えの方がいれば、それは今すぐ改めて下さい。
私は過去、焼き鳥屋のバイト先で一酸化炭素中毒で倒れかけたことがあります。
焼き担当の人たちが炭をおこしていた開店前準備の時のことでした。
後で分かったことですが、換気ダクトが故障しており一酸化炭素が店内に充満してしまっていたのです。
その時お店のドアは全開。お手洗いの換気扇も動いていました。
それでも、店内にいた店員が立て続けに不調を訴え倒れていきました。
私はお酒に酔ったような感じで目の前が回り始め、次第に吐き気を感じるように。
その次の瞬間、
「全員外へ出ろ!!!!」
有り得ない状況に何か危険を察知した1人の店員が叫びました。
嘔吐し続けていた店員何人かが救急車で運ばれ、1週間の入院に。
運良く誰一人命を落とさず後遺症も残りませんでしたが、解放されている場所があったとしても一酸化炭素は室内に充満し漂うということを肌で感じました。
キャンピングカー換気扇(ファン)の種類
しっかり車内換気が行える設備であればOKです。
我が家はベンチレーターでしたが、マックスファンに変えました。
キャンピングカーにマックスファンが必要な人は、こんな人たち。
ただし、これは換気能力を上げるためではなく雨の日でも車内料理をしたかったからです。
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そして、<やきまるデビュー>の日、外は早速雨でした(マックスファンにして大正解!)。
ベンチレーターのままだったら、焼肉は諦めるしかありませんでした…
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これら充分な換気機能が備わった換気ファンを搭載した上で、調理を開始して下さい。
何でもそうですが、楽しむためには安全が確保されている事が大切です。
キャンピングカー焼肉準備ポイント
水受けに水を入れる
これは<やきまる>使用に必要な準備なので絶対に忘れないように
なるべく脂身の少ない肉を準備
これは結構ポイントです。
車内やきまるデビューの前に、自宅やきまるデビューしたのです。
そこで、<豚トロ>と<シマチョウ(ホルモン)>を焼いたらどうなるか?という実験をしてみました。
結果・・・煙、でます。
とはいっても、従来品とは比べ物にならない煙の量。
めちゃくちゃ少ないです。
部屋が白っぽくなることもないし、翌日まで臭いが残ることもなく。
でも、<出るか出ないか>と2択で聞かれれば、出ます。ゼロではないです。
キャンピングカー内は狭い空間・かつ臭い移りがする素材(カーテン・ベッド・椅子)が多いので、なるべく煙が出ないほうが良い。
ということで、多少煙が出てでも脂身の多い肉が食べたい方は構いませんが(換気ファンで対応出来ます)、臭いを気にする方は脂身の少ない肉や魚介系を選ぶと良いですね。
我が家が持っていった肉は
- カルビ
- ロース
- ホルモン各種(脂が少ないもの)
- ジョンソンヴィル(ソーセージ)
カルビも脂が乗っていますが、豚トロやシマチョウに比べれば可愛いもの。
キャンピングカー内では、殆ど煙を感じずに焼けましたよ。
テーブルの上に載せた状態
キャンピングカーのテーブルに載せるとこうなります。
結構場所を取るな…というのが率直な感想ですが、焼き待ちの肉はキッチンカウンターやサイドの補助椅子に乗せておく等の場所決めをしておけば、問題なく家族全員で焼肉をつつけます。
脂ハネ
脂は、はねます。
ただしそれも<かなり脂身の多い肉>にすると多少気になるくらい。
自宅やきまる使用時に<豚トロ>を焼いた時ですら、テーブルの上に「ああ、やっぱちょっとはハネるのね~」で済んだレベルです。
今回車内やきまる使用では、カルビを焼きましたが全然気にならなかったですよ。
おわりに
- 換気ファンがしっかりしていれば、車内焼肉は充分可能
- <やきまる>を使用することで、煙・脂ハネ・臭いが超最小レベルに抑えられる
- 焼肉は準備が簡単なので、料理が面倒くさいな~…という場合にもってこい。
車内焼肉のポイント、いかがでしたか?
天気が悪くても、気温が暑すぎたり寒すぎたりしても快適に過ごせるのがキャンピングカーの良いところ!
そんな快適なキャンピングカー内で、テントキャンプのように焼肉を堪能出来るなんて最高ですよね。
キャンピングカーオーナーさんの中には<車内で調理しない>という方も結構いると思いますが、焼肉は別!と考えて、ぜひぜひトライしてみて下さい。ハマりますよ♪