病気に関すること 心臓手術・入院

【心臓手術】出産翌日、はじめてのオペ当日の流れとママの気持ち

心臓病

 

 

 

出産翌日、はじめての心臓手術。

 

朝9時から術前説明開始とのことで、その時間に合わせて産院を出ました。

 

義父が運転する車と夫が運転する車の2台体制。

 

術前説明と息子との面会そして手術室への見送りが終わり次第、義父が私を産院へ送り届けてくれたんです。

 

その間、夫と義母は家族待機室で待ち。

 

産院から息子のいる病院へ

 

産院での病室が2階だったので、車椅子とエレベーターを使用して駐車場まで行きました。

 

出産翌日で悪露もひどく、切開した会陰の痛みもなかなかのもの。

 

ゆうり
トイレ行くとしみる~。ドーナツクッションないと痛いぃィィ!

 

座っててもお尻を右半分浮かしてるみたくしないと痛かったんですが、これ注意しないと「すかしっ屁」してる人みたいで嫌(´;ω;`)

 

ドーナツクッションと、血が漏れてしまった時のために多めのタオル。

 

そして、履くタイプの生理ナプキンを持参しました。

 

ゆうり
出産から何時間か後に笑顔で赤ちゃんお披露目してるキャサリン妃とか、ほんと凄すぎます。

 

私なんて、息子のことがなかったとしても土気色した顔色で髪の毛メデューサになってましたよ絶対に・・・身体がキツすぎて。

 

 

病院へ向かう時の車内では、ふわふわした不思議な気持ちで空を眺めていました。

ゆうり
わたし、今ここで何をしてるんだろう・・・って。

 

この日も出産した前日と同じように曇天でした。

 

梅雨の時期だったんです。

 

小児専門病院へ到着

病院

 

病院へ到着し、準備してもらった車椅子に乗り換えてNICUの家族待合室へと向かいました。

 

その日は水曜日。

 

ゆうり
通常外来で来院している人たちもたくさんいて、そんな中すごくジロジロ見られてめちゃくちゃ嫌でした。

 

小児専門病院なので、何かしら疾患を抱えたお子さんをもつ親御さんたち。

 

きっと悪気なんてなくてただ「何かあったのかな」「私もあんな感じだった」とかそんなんだったと思うんです。

 

けど、その時の私にはその視線が鋭利な刃物のように突き刺さってきて涙を堪えるのに本当に本当に必死でした。

 

小児専門の病院で大のオトナが車椅子で押されているんですもん。

見られますよね。

 

エレベーターに乗ってNICU待合室へ。

 

NICUつきの看護師さんが、私のためにクッションなどを準備してくれていました。

 

義母は自宅から温かい毛布を持参してくれていて、とにかく産後の体に負担がかからないようにと一生懸命フォローしてくれたんです。

 

ゆうり
私はなんて幸せ者なんでしょう。

 

義母自身は夫と弟を出産した際、どちらの場合も産後2ヶ月で職場復帰していた人。

 

ゆうり
そんなタフな人なのに「私の時は~」なんて一切言わず「産後のカラダは大変なんだよ!」と一生懸命にケアしてくれました。

 

術前説明|麻酔科・心臓血管外科

術前説明

 

術前説明は麻酔科と心臓血管外科の医師それぞれから行われました。

 

手術をしない場合の予後・手術をするリスク・術後合併症のリスク。

 

成功した場合どのようなステップを踏んでいくのか、体の状態はどのように変わっていくのか。

 

基本的な心臓の構造や動きは分かっているものの、息子は超複雑な心奇形。

 

ゆうり
なにをどうやったらそんなところへ潜り込むんだい?血管くん!

 

みたいな状態で、先生の話についていくのがやっと。

 

ゆうり
っていうのは嘘。内容理解、全くついていけてませんでした。

 

妊娠中にわかっていれば勉強などに時間を充てられたんでしょうが(安静が多くて暇だった)、我が家の場合は出産翌日のオペ。

 

勉強する時間なんて一切ありません。

 

当時はスマホではなくガラケーの時代。

 

出産~オペ当日までの一晩で得られる情報なんて、消しゴムのカスにも満たないレベルです。

 

ゆうり
わたし達夫婦に出来ることなんて、ただ一つ。

 

『先生たちに託すしかない』

『言われるがままに同意書にサインするしかない』

 

 

本当にこれだけでした。

 

ゆうり
今でこそ「先生、こっちの治療法ってどうですか?」とか「このお薬ちょっと減らすのってどう思いますか?」なんて聞けるんですけどね。

 

 

かなり具体的な術前説明内容は別記事にします。

  • 病名再確認
  • 現在の状態
  • 予定術式名
  • 手術の効果
  • 手術しなかった場合の予後
  • 手術の問題点
  • 手術に伴う危険性
  • 術後集中治療の内容
  • 退院後の問題
  • 今後の流れ

 

ゆうり
このような内容をまとめて後日記事にします。

 

わたし達夫婦には「手術をしない」という選択肢は1ミリもありませんでした。

 

だからと言って、それを選択しなかった親御さんを非難する気持ちは全くありません。

 

全ては結果論。

それぞれの人生があってそれぞれの考え方があるんだと思ってます。

他人が非難したり口出ししたり意見を押し付けるものじゃないんですよね。

 

NICUで息子と面会

おむつ

 

術前説明後しばらくしてからNICUから面会の許可が下り、夫と私の2人が面会に向かいました。

 

ゆうり
産院では、出産直後に一緒に写真を撮るまでの1分ほどしか一緒にいられなかったし顔もほとんど見れていなかったんです。

 

なので、息子の顔をちゃんと見ることができたのはこの時がはじめてでした。

 

約2,900グラム・妊娠39週で生まれた息子、小さなカラダに大きな大きな紙おむつを履かせてもらい裸の状態で睡眠中。

 

ゆうり
おむちゅ~!おむちゅブカブカぁ!可愛すぎぃぃぃ♡♡♡!!!

 

赤っぽく土気色っぽい色をした、手術の傷跡もまだないきれいな肌。

 

スヤスヤと眠るその寝顔は、夫そっくりで。

でも、男顔の夫とは違いとても中性的な顔をしていました。

 

声をかけたいのに、声を発した瞬間に涙や感情が一気に溢れ出しそうで。

 

胸からこみ上げてきたものを、ちょうど喉ぎりぎりあたりでグッっと押さえていたんです。

 

泣いてしまったら夫にも看護師さんにも気を遣わせてしまう。

 

ゆうり
なにより、息子に私の泣き声を聞かせたくなかったんです。

 

『言霊』というものがあるように、マイナスなものを吐き出すとそれが現実になってしまうかもしれない。

 

であれば、言葉は発しないほうが良いとも思いました。

 

ゆうり
結局、無言で撫でてあげることしか出来ませんでした。

 

看護師さんが看護カルテに記載してくれていた内容には次のように書いてあります。

麻酔科・心臓血管外科からの説明後、両親は児と面会し、タッチングされたり、ビデオを撮るなどして過ごされた。

母は産後1日目であり、手術中、体調が優れないようであれば、NICUの家族待合室を使用していいことを伝える。

【記録者名】○○○○

 

注意

我が家は過去のオペや入院記録・カルテを全て開示請求(有料)し、手元に持っています。

 

息子を手術室へお見送り

オペ

 

おそらく面会できた時間は10~15分程度。

 

「オペの準備に入ります」

 

看護師さんからの声がけで、わたし達夫婦はまたNICU待合室へと戻りました。

 

それからしばらくして、移動用のベッドに乗せられた息子が出てきました。

 

車椅子を押してもらい手術室の入り口へ。

 

大きな両開きの金属の自動ドアがあき、全体的に銀色をした手術室の内部が見えました。

 

「それでは、お預かりします。」

 

看護師さんのお辞儀とともに、ドアが閉まり息子が乗ったベッドが見えなくなりました。

 

「いってらっしゃい」

「ママ、待ってるからね」

 

心の中で思うだけで何も言ってあげられないまま、ただ無言で見つめることしかできなくて。

 

ただただ涙を堪えるのに必死でした。

 

妊娠中は毎日毎日お腹に話しかけて、毎日一冊絵本を読んで。

 

可愛くて仕方がなくて会えるのを心待ちにしていた息子なのに、母親として出来ることが何ひとつない。

 

自分はいかに無力なのかと、これほどまでに思い知らされたことはありません。

 

産院へ帰院

ドライブ

 

手術中も家族待合室で待つつもりでしたが、思いのほか身体がしんどく出血もひどい。

 

両家実家のすぐ近くに住んでいるわけでもなく同居でもないわたし達夫婦。

 

『夫は仕事に邁進。私の仕事は家事育児。』

 

ゆうり
そう決めたので、息子が退院してくるまでに私の体調をしっかり戻さなくてはなりません。

 

そういうこともあり、無理をせず産院へ戻ることに。

 

私を産院へ送り届けてくれたあと、義父は夫と義母が待つ息子の病院へ戻りました。

 

産院へは実母がお見舞いに来てくれたんですが、私の好きそうな本をいくつか購入してきてくれてありがたかったです。

 

気晴らしにも気分転換にもなりました。

 

ゆうり
その時はアロマテラピーの本と、京都大原に暮らすベニシア・スタンリー・スミスさんの本を買ってきてくれたんです。

 

ハーブとかアロマみたいなナチュラル系のもの、私が興味あるの知っててくれて。

 

 

イギリス貴族出身のベニシアさん。

 

実家を出て結婚・離婚・再婚・旦那さんの浮気や娘さんの病気など様々な体験しているのに、とても心が穏やかで色んなもの・ことに感謝して過ごしているベニシアさん。

 

この本を読んでいるだけで本当に穏やかな気持になれたんです。

 

ゆうり
お気に入り過ぎて、義母の妹さんが体調を崩した時に新しく購入してプレゼントしたほど。

ベニシア・スタンリー・スミス【私のAmazon購入履歴です】

 

ゆうり
ハーブを使用したレシピなど見てるだけで楽しい本なので、興味があったら手にとってみて下さい。

 

私はこれをきっかけにアロマテラピーに興味を持ち、アロマテラピー検定1級を取りました。

ゆうり
少しでも息子のカラダに良い影響があれば・・と、禁忌の精油を避けて自宅でアロマを芳香しています。

 

例えば感染症の時期であれば、ラベンダーとティートゥリーのオイルをブレンドして寝室で芳香したり♫

 

夫からの手術結果報告

電話

 

夜になって夫から電話が。

 

  • 手術が終わったこと
  • 今のところ成功だということ
  • 開胸したまま集中治療室へ移動したこと

 

一通りの話のあと「今からそっち行くね」と言って産院へ戻ってきてくれました。

 

病院の売店で義両親が買ったという、たくあん・唐揚げ・おにぎり2つ入ったお弁当を持参していた夫

 

それすらも「あんま食欲ない」と言って食べきることが出来ず。

 

ゆうり
タフな夫にも相当なストレスがかかっているんだなと思いました。

 

夫は会社に事情を説明し一週間ほど有給休暇をとりました。

 

私は身体を休めることに集中するため退院日まではずっと産院で過ごし、その間は夫が息子の所へ面会へ。

 

夫は毎日毎日病院でビデオカメラを回し、眠ったままの息子の様子を私に見せてくれました。

 

私と夫は同じ職場・同じフロアで働いていたこともあり、上司・同僚たちみんな心配してくれてかなり理解があったと思います。

 

ゆうり
本当に感謝です。

 

 

 

産院入院中、私に大きな影響を与えてくれた3人の言葉はこちらの記事へ書きました。

 

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  • この記事を書いた人

ゆうり

30代1児のママ。人付き合いは狭く深く長く。ママ友ランチ的な集まりが恐ろしく苦手。 無脾症候群、総肺静脈還流異常症といった先天性心疾患を抱えて生まれてきた息子とのこと・軽度発達障害✕軽度知的障害児への教育方法について・ママ自身のケアや日々思ったことや日常の生活をあれこれと綴っています。バリバリの元ギャル。

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