【女性の防犯】「私は大丈夫」だと思っているあなたが、一番危険です。

女性の防犯アイキャッチ

 

あなたは、性犯罪が身近に起こりうるものだと意識して生活出来ていますか?

「わたしはブスだから大丈夫。」
「わたしはデブだから大丈夫。」
「わたしはオバちゃんだから大丈夫。」
「露出した服装していないから大丈夫。」

こんな風に、他人事(ひとごと)だと考えていせんか?

 

怖い怖いと思いつつ、心のどこかで

「わたしは、大丈夫。」

 

この「なんの根拠もない思い込み」があなた自身を危険に晒し、一生消えない傷を背負う可能性だってあるんです。

 

わたしは、そうして一生のトラウマを背負いました。

 

今日はすごくすごく大切なお話。

【女性の防犯】についてです。

 

平成28年:約1万件にも及ぶ女性被害者数

女性が巻き込まれる事件

以下のように、女性が巻き込まれる事件というのは多岐にわたります。

  • 盗撮
  • ストーカー
  • 痴漢
  • ひったくり
  • 暴行
  • 傷害
  • 強姦
  • わいせつ など

 

警察庁平成28年版犯罪被害白書(警察庁サイトへ飛びます)に目を通すと、強姦・わいせつ事件の女性被害者数だけで約1万人に及んでいることがわかります。

 

また警視庁(警視庁サイトへ飛びます)によると、29年度都内発生事件数だけで以下の件数が報告されています。

平成29年度都内発生数

  • 強制性交等:約170件
  • 強制わいせつ:約700件
  • 痴漢(迷惑防止条例違反):約1,750件

 

申告があった数であると考えると、実際にはもっともっと多くの被害者が存在します。

 

わたし自身、痴漢・のぞき・自宅侵入(疑い)・強制性交・・・それぞれ別の人間からですが、被害届は出していません。

 

唯一届け出たものは、後述する「夜道でのわいせつ行為」のみ。

ゆうり
私の学生時代の友人も、わいせつ行為の被害届けを出していないと言っていました。

全被害者の約20%は30代以上

「どうせ若い子が狙われるんだから、私はもう大丈夫」なんて思っている方がいたら、その考えは改めて下さい。

前述の警視庁ページの情報によると、平成29年度に東京都内で発生した【強制性交等、強制わいせつ、痴漢の被害者】の約20%ほどは30代以上で占められているんです。

防犯対策
都内における性犯罪(強制性交等・強制わいせつ・痴漢)の発生状況(平成29年中)より引用】

10~20代に比べてその割合が低かったとしても、ゼロではないんです。

たった1%の中に、あなたが入ってしまう可能性だってあるんですよ。

実際にあった2つの事件

一体どのような状況下で事件が起こったのか・どう意識が変化したのか、友人が取材に強力してくれました。

「自分の経験が誰かの役に立てるなら・誰かの命を守ることに繋がるなら」と、思い出したくもないであろう話を細かく教えてくれました。

 

心から感謝しています。
本当にありがとうございます。

 

また、私自身が遭った事件についても後述します。

【事件1】自宅前での被害(友人のお話)

事件当時の状況

  • 【年齢】当時22歳
  • 【時期】5月頃
  • 【時間帯】20:00(残業帰り)
  • 【発生場所】自宅の駐車場件駐輪場
  • 【周辺環境】街灯もなく、人っ気もなく暗い

発生した事象

早く帰りたいがために、自転車でいつもは通らない暗い道(近道)を選んでしまった。

自宅近くになって、後ろからずっと自転車でついてくる男性に気づいたが、一時的に避難できるような建物(コンビニなど)は皆無。

自宅に着き急いで入ろうと自転車を駐輪場に停めようとすると、こちらを見ながら一旦通り過ぎる男性。

目が合う。

その距離1メートル。

「やばい!」と焦るも、その男性は少し離れたところで自転車を降り勢いよく戻ってきて、私を襲う。

スカートの中に手を入れ、カバンを奪おうとしていた。

撃退方法

撃退はできず、犯人が逃げた。

※後ろから襲われ、私が抵抗したためにバランスを崩してふたりとも転倒。
逃げようとした犯人の襟足掴んで数メートル引きずられた末、振り切られ逃げられた。

どうしても許せなくて、刺し違えても殺すべきだと思った。

履いていたサンダルを投げつけたが当たらなかった。

その瞬間の気持ち

  • やばい死ぬかも(先述の通り逃げられない場所におり、襲われると予感はしていた末)。

少し時間が経過した時の気持ち

  • 相手が刃物を持っていたら完全に死んでたな…てか膝痛い…。

現在の気持ち

「犯人は今、家庭を築いてるのかな。」
「娘が同じ目にあったらどんな気持ちだろうな。」

 

と、ふと思う。

今も名前は忘れない。

「急がば回れ」
「一事が万事」

が座右の銘になった。

生活する上で変化したこと

  • 暗い道は一人では通らない
  • 今も後ろに男性がいると動悸がして逃げ出したくなる
  • いやな直感は信じ、慎重に行動するようになった
  • 帰る時は自宅最寄り駅から電話するようになった(当時)
  • 自宅の前に街灯がついた(町内会長さんありがとう)

世の中の女性たちに伝えたいこと

事件に遭う前は私もあなたのように、「自分には関係ない話」だと思ってました。

年齢や容姿なんて関係ありません。

ほんのちょっとの心がけで防げることはたくさんあります。

現在どのような防犯対策をとっているか

撃退スプレーを持ち歩くようになった。

※20年前の話なので、正直防犯意識が薄れてきていることも確か。
それもちょっと怖いと思った。

その他伝えたいこと

撃退グッズを持っていて矛盾ですが、襲われるときはグッズを使う余裕は愚か叫び声なんて出ません。

撃退グッズはお守りにしかなりません。
叫ぶことが出来ても誰も出てきません。

一人で立ち向かわなければいけないんです。

幸いにも私は命を落とさずにすみましたが、悲しい結果になってしまった女性たちはこんな絶望の気持ちのまま息絶えたんだなあと思うと、胸が苦しくなります。


一番の防災は「あなたのほんのちょっとの心構え」だけ。

【事件2】住宅街での被害(わたしの話)

事件当時の状況

  • 【年齢】当時21歳
  • 【時期】8月頃
  • 【時間帯】20:00~21:00(友人との飲み会帰り)
  • 【発生場所】自宅近くの住宅街
  • 【周辺環境】街灯は等間隔にあるが、小学校グランド脇の道で夜間人通りは少ない

発生した事象

飲み会後で早く帰宅したくて、日中何度も通っている近道を選択

20時だし住宅街なので大丈夫だろうと思った。

 

あと5分ほど歩けば住宅街(近道)を通り抜けて大通りに出るあたりになって、ハザードランプを付けた怪しげな車を前方に発見。

 

「気味が悪いので気を付けよう」と思いながら歩いていると、正面の歩道をこちらへ向かってくる男性が。

 

年齢は同じくらい。

学生街だったので、同じ大学の誰かだろう・・・くらいに思っていた。

 

すれ違いざまに私の顔をチラっと見てきたので「嫌だな…ナンパか…?」と思った瞬間、後ろから抱きつかれて服の上から胸を触られた。

撃退方法

咄嗟に大声で


ちょっと!!やだ!!

と言って逃げようとすると、右腕を掴まれ引っ張られた。

 

相手は細身ではあったものの身長180センチくらいあり、絶対に力で敵わないと思った。

立った状態でいると簡単に引っ張られると感じ、すぐにしゃがみ込んだ。

 

空いているほうの手で相手の男を叩き続けると同時に


離してよ!!!

誰か助けて!!!

と大声で何度も叫び続けた。

 

ずっと抵抗し続けた結果、男はわたしの腕を離して反対方向へと歩いて去っていった。

その瞬間の気持ち

  • やばい!あの車に引きずり込まれる!!!!

少し時間が経過した時の気持ち

  • 相手を殴りつけてやりたい
  • 「火事だ!」と叫べば、誰か家から出てきてくれたんだろうか

現在の気持ち

  • 地獄へ堕ちろ
  • 不幸になってて欲しい

生活する上で変化したこと

  • 暗い道は絶対に1人では歩かないようになった
  • 性別関係なく、後ろに人が歩いていると日中でも恐怖を感じるようになった
  • 「ここはヤバイ」という感覚が敏感になった
  • 帰宅時間が遅くなる時は誰かと電話しながら大通りを通るか、タクシーを使うようになった

世の中の女性たちに伝えたいこと

「私は大丈夫。」

そう思っている人が、一番危険です。

 

部屋から灯りが煌々ともれている家が立ち並んでいる住宅街であっても、「助けて!」と叫んだって誰も出てきてくれません。

 

誰だって、巻き込まれたくないですからね。

 

私は身体に傷を負うこともなく、レイプされることもなかった。

 

でもこれは、たまたま。

命を落としたり、今よりも更に深い傷を負う可能性だってあったんです。

 

あなたが「私は大丈夫。」と言い切れる根拠は、どこにもありません。

現在どのような防犯対策をとっているか

前述したように、襲われないような行動を取ることです。

突然襲われた時、防犯グッズを取り出す余裕なんてどこにもありません。

伝えたいこと

防犯意識・防犯対策は「やりすぎじゃないか」と思ってしまうほどやってようやく「ちょうどいい」状態だと思って下さい。

 

今回詳細をお話した夜道での出来事の他、痴漢・のぞき・自宅侵入(疑い)・強制性交など、嫌な思いを私はしてきています。

 

「どうして私ばかり・・・」

 

わたし自身、防犯意識はおそらく平均的な感覚だったと思っています。

 

のぞきに関しては、「あそこから簡単に覗けてしまいそうで嫌だな・・・」と考えていたその直後に本当にそこから覗かれました。

 

自宅侵入(疑い)は、しっかり鍵をかけていったものの簡単に開けられてしまったもの。

 

強制性交については、相手を信用し過ぎていた結果起こったもの。

 

防犯意識が特別低かったわけではないのに、ほんのちょっとの「心の隙き・安心感」「防犯対策の足りなさ」が、結果的に【恐怖の出来事】を引き寄せたんです。

警視庁HPより引用:被害防止上の留意点

警視庁HPに記載されている、被害防止上の留意点を引用記載しておきます。

ただし、これは「あくまでも基本的なこと」であると考えておいて下さい。

 

  1. 人通りのある、明るい通りを歩く。
  2. 歩いているときは、携帯電話・スマートフォンを使用しながら、イヤフォンを使用しての音楽等を聞きながらの「ながら行為」をしない。
  3. 人通りのない、暗がりを歩くときは、周囲に気をつける。
  4. 一人で歩くときは、防犯ブザーや携帯電話を直ぐに使用できるようにしておく。
  5. 不審者が近づいて来たら、大声を出し、防犯ブザーを使用するなどし、その場から直ぐに逃げて近くの店や家に駆け込むなど、一時的に被害を回避する。
  6. 通勤経路や通学路では、人通りのない暗がりになる場所や公園等の危険箇所、交番やコンビニエンスストア等の何かあったら助けを求められる場所を予め確認しておく。
  7. 自宅周辺やマンションに入っても油断せず、周囲に気をつける。特にエレベーターに乗る時は周囲に気を付けるとともにボタンの前に立ち、不審者が乗り込んで来た場合はすぐ降りる。
  8. 自宅玄関を開けるときには、周囲を確認して開ける。
  9. 在室中は、中高層階であっても、玄関、窓等の出入口は、必ず施錠する。

引用元:警視庁 生活安全総務課 生活安全対策第二係【こんな時間、場所がねらわれる】

まとめ:あなたを守れるのは、あなただけ

あなたの命・あなたの安全を守れるのは、あなただけです

  • もっと警察にパトロールを強化して欲しい
  • 街灯を増やして欲しい
  • 町内会で見回りをすればいい
  • 罰則を厳罰化すればいい

このように他人に頼るのではなく、まずあなた自身で意識を変え・行動を変えることが一番の防犯対策。

 

警察だってスーパーマンじゃない。

街灯を増やしたって厳罰化したって、そんなの犯人の感情には一切関係ありません。

 

被害に遭った人間の恐怖心・トラウマは、経験のない人にとっては想像もつかない壮絶なものです。

 

想像がつかないからこそ、「まあ大丈夫だろう」という感覚になってしまうんです。それは分かります。

でも、経験してからじゃ遅いんです。

 

あなたが歩んできた明るい毎日・人生・目の前の風景がガラリと変わってしまいます。

 

人によっては、二度と笑えなくなる。

 

あなたの人生を、あなたの手で守り続けて下さい。

さまよう刃:お子さんのいる親御さんたちへ

娘さんだけでなく、息子さんが狙われることだってあります。

 

性別関係なく、口うるさいほどに防犯への意識付けをして下さい。

 

私の両親だって、防犯への意識付けを怠っていたわけではありません。
それでも被害には遭うんです。

 

東野圭吾さんの『さまよう刃』という小説を知っていますか?

私は東野圭吾さんの作品が好きで、いつもあらすじを読まずに本編を読み始めます。

 

『さまよう刃』を読んだ時もそうでした。

 

通勤電車の中で読んでいたのですが、読み始めて早い段階で動悸が始まり胸が苦しくなり、涙がこぼれないよう堪えるのが大変でした。

 

自分の体験とリンクし、恐怖心が甦ったからです。

 

この作品を読んだことのない親御さん・被害の実態をイメージ出来ない親御さんはぜひ読んで下さい。

親として、どれだけ苦しい想いになるのか。

 

そして、「我が子を守る」という気持ちを強くして下さい。